K多浪の行けたら行きます

22歳童貞のフィロソフィー

第22回:ワイ、22歳童貞。そろそろヤバさを感じてきた模様

9月23日、例年通りなら"秋分の日"という一年の中で最もメジャーな国民の祝日、それが私の誕生日である。

 

今年は謎に9月22日に秋分の日を奪われた訳だが、ド平日の23日を迎えると共に、私には"22歳童貞"という烙印が押されたのである。

 

歳を重ねると共に重なっていくそのレッテルに危機感を抱き始めたのは何も最近の話ではない。

 

そもそも私には信念があった。

付き合うのであれば別れる前提で付き合うということは絶対にないのだから生涯添い遂げる勢いで付き合わないといけない

というものである。

 

重い。重すぎる。

イナバの物置も潰れる勢いで重い。

100人乗っても大丈夫ではない位重い。

 

私はずっと、「多分この人と結婚とかはしないけどノリで付き合っとくかぁ〜〜」みたいな軽い感じの価値観を持たないで育ってきた。

 

ノリで付き合うような人も多くいると思う。

それが悪いとは言わない。

ただ、私からしたらその行為は時間のムダにしか思えなかったのだ。

 

しかし、今振り返ってみたらどうだろう。

 

人それぞれ恋愛において十人十色の経験があるとは思うが、恐らく、いや、決してその時間は無駄ではなかった筈なのである。

 

どんなにクソみたいな異性と付き合ったとしても、その時間は"経験値"として自分の経験則に落とし込められているはずなのだ。

 

その点、私はどうだろう。

 

気づいてみたらアラビア語のاللغة العربيةの字も知らない22歳になってしまったのである。

 

本当に情けないことにاللغة العربيةという文字列の発音はおろか意味すらわからない。

アラビア語、と検索かけたらでてきた文字列だから恐らく"アラビア語"という意味なのだが、アラビア語が右から左に読むという異文化理解に苦しむ言語なのも納得いかない。

 

危機感を覚えたのはそんなことからである。

 

 

そもそもなぜ童貞は"悪"とされるのだろうか。

 

 

冷静に考えてみて欲しい。

人間、産まれた時はみな童貞処女なのである。

私は産まれたままの姿で在るだけなのだ。

 

一つだけ言わせて欲しい。

冷静に考えてみたら20歳超えて繁殖能力が人並みにないのはヤバかったわ。

冷静に"悪"ですわ。

だって子孫を残すっていう本能に逆らってるんだもん。

 

私はこの本能に逆らい純潔を保ってしまう症状に名前をつけた。というか今考えた。

 

"本能寺の変"

 

そのまんまである。特に捻りはない。

酒飲んだオッさんも酔いが醒めるレベルの駄洒落である。

 

だが、私は今こう思っている。

 

「割と上手いこと言った」

 

いや、割と上手いこと言ったのではないか。

例えるなら童貞処女は織田信長という本能に仇なす明智光秀なのである。

 

歴史を動かすのは童貞処女なのではないか。

あの明智光秀がそうだったように、、、

 

 

 

そんなことはない。

これは断言できる。

本当にそんなことはない。

 

歴史を動かす人間にはあり得ん位性欲強い性欲モンスターもいるだろう。

ていうかいる。多分。

 

 

こんな歴史の話はどうでもいい。

なんで童貞の話から本能寺の変まで話のスケールが広がったんだ。

 

 

本能寺はさておき、危機感を覚えるようになった理由は他にもある。

 

例えば大学。

私は通常よりも2年遅く大学に入学している。

その2年間、何をしていたのかというと、中田英寿に憧れて自分探しの旅をしていた。

結果、自分は見つからなかった。

そんなもんである。

 

2年遅く入学したことにより、同級生は必然的に二つ下の代になる。

それはまだいい。

まだ、いいのだが、1年生の段階である考えがよぎった。

 

「(あれ、これ後輩入ってきたら3個下の奴らに『童貞』って思われるのか。それはキツイな。)」

 

なんとかしなければならないと思った。

結果、何もしなかった。

イナバ殺しの信念はここでも邪魔をしてきた。ここまで来ると信念もくだらないプライドに互換される。

 

案の定、私は3個下に童貞芸を披露する情けない2年生になってしまったのである。

 

そして危機感を煽る出来事がもう一つ。

今のバイトである。

バイトの詳細は伏せるが、職業柄社員に「卒業した?」と挨拶代わりに言われるのである。

 

「いや、まだです」

 

私は毅然とした態度で答える。

 

すると社員は必ず皆こう言うのだ。

 

「風俗にいけ。」

 

 

いやいや、と。いやいやいや、とね。

そりゃ、職業柄美女に囲まれているわけで、コッチも男としてカッコつけてなきゃいけないのはわかるのだが、流石にSを人生で背負うのはキツすぎる。

SはSDTのSである。これでわからないやつはこの記事を頭から音読しなおしてくれ。

 

 

ーーーこのままでは良くないーーー

 

そう思い立って行動を起こしたこともある。

出会い系、というやつに登録してみたのだ。

結果は案の定何もせずに終了、である。

あれはそもそもコミュニケーション能力が長けている人が使うツールなのだと思う。

自分からガツガツいくメンタルを持ち合わせていない輩にあのシステムは難易度が高過ぎる。

私から言わせてもらうとあのツールはバッチをもっていない時にもらう高レベルのポケモンと同等であると感じた。

ジムリーダーを倒すという経験値なしにチャンピオンロードに挑もうなど、以ての外だったのである。

 

 

 

さて、この歳にもなってリスクを負ってまで付き合いたい異性を見つけることもなく、結果的にアプローチの術も全くわからないままきてしまった私であるが、大体の人がここまででお察しいただけたように、私は相当拗らせている。

 

先日、Youtube で経験人数100人超えの超肉食女子とアラサー処女が比較されている番組の企画があった。

それを見た私は思った。

「俺もこのアラサー処女のように痛々しい感じで見られているのだろうか」と。

そこに映っている処女は私からみても相当拗らせていた。

番組の演出上、それはよくね?と思うようなところも比較対象にされていたが、それを抜きにしても「これが恋愛経験を重ねずに歳を重ねた人間の末路か…」と感じる場面が多々あった。

いやまあ、全員が全員そうとは限らないのであるが、それでも私が普段ネタ要素を込めて発言していることと被っているような節が所々見受けられたので、「あっ、もうネタでも言うのはやめよう」と思った。

 

ここで拗らせ、を再認識できたのは本当に良かった。

 

 

ただ、童貞であることには利点もあった。

ここまでは童貞であることの難点ばかりを述べてきたが、ここからは童貞の諸君にも「こういう良い面があるぞ」ということを知ってもらいたい。

 

まず、この歳になってくると童貞は希少種となる。

統計上、童貞率の増加が話題に上がることが多々あるが、アレはまやかしである。

私の周りにも童貞を貫いている硬派を貫き、かつ清純を保っている漢は殆どいない。

私はあの統計に"人間としての尊厳を失った、ヒト科"が含まれていると考えている。

でなければこんなに童貞がいない筈がないのである。私のいる環境も多少は関係しているのだろうが、それにしても少な過ぎる。

よく"童貞感がある"という言われ方を耳にするが、そういう輩だってなんだかんだやることはやっているのである。

マジでこいつと一発カマした女どういう神経してんねん、みたいな奴でもやることはやっているのである。

 

そのせいもあってか、童貞は珍しい目で見られる。

故にインパクトが大きいのである。

自己紹介で「江戸川コナン、童貞さ。」と言われたらどうだろう。

名前は覚えられなくても次にエンカウントする時に「(あ、童貞の人だ)」とその人を認識することができるだろう。

このように童貞を有効活用すれば、初対面の相手に強烈な印象を植え付けることができる。

 

さらに、童貞というスペックは上司ウケがいい。

なぜなら、童貞というだけで、上の人からしたら会話に困らなくなるからだ。

上司というものは部下との会話に気を使いがちだが、童貞というスペックさえあれば挨拶がわりに「よお、そろそろ卒業したか?笑」などの少し距離を詰めた会話が産まれる。

要するに気軽に接しやすくなるのである。

さらには、その童貞がよほどコンプレックスを抱いたり、人間的に終わっていない限りはかわいがってもらいやすい。

これは大きな武器である。

変にタカを括っているやつより、素直でとっつきやすい人の方が可愛がりたくなるに決まっているのだ。

 

しかし、上司の性別によって、その童貞も身の振り方を考えなければ「ただの拗らせた気持ち悪い奴」になってしまう。

そこに工夫は欠かせないが、人間的にまともであれば、そこまで苦労はしないであろう。(まともじゃないから童貞なのではというツッコミは無しにして欲しい)

 

 

というように利点を述べたが、利点とか言ってる時点で拗らせている。

そもそもこのブログの題名を書いた時点で拗らせ度はピークに達していたのかもしれない。

 

でも書かずにはいられなかった。

なぜなら、単純に暇だったからである。

寝てはいけない状況下で頭に血を巡らせるのにはこの方法が1番良いと最近気づいた。

他に書く題材も無かったので書いた、という以外に明確な設定理由はない。

 

ただ、私はこのブログをみて、「童貞は絶対悪だ」と信じて疑わず、童貞である自分をひた隠しにして生きている迷える童貞達の中に1人でも「案外童貞も捨てたもんじゃないのでは」と思ってくれる人がいたら幸いである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

捨てたもんだわ。

俺が言うのもなんだけど早めになんとかしようなブラザー。